終身雇用の崩壊と働き方の変化が続くなか、将来への備えとして投資にも注目が集まっています。そこで、これから新たに株式による当時活動を考えている方に向けて、「株の面白さ」とは何かをお伝えしたいと思います。

株式投資で「稼ぐことは二の次」?

株式投資を始める前に!まずは株の面白さを知っておこう

株式投資の目的は資産を増やすことです。しかし、これから株を始めようという方にはまず先に、「株の面白さ」を知っていただきたい。

極端な言い方をすれば、稼ぐことは二の次に考えていただきたいのです。稼ぐことは、あとから自然についてきます。

というのも、まず稼ぐということが第一の目的となると、次第にテクニックに傾倒するようになるからです。少ない資金と時間を効率良く活用し、すぐにでも結果を出そうとするとどうしても、デイトレードやテクニカル売買に走りがちになります。

もちろん、これらのテクニックを駆使して大いに稼いでいる人は大勢います。しかしそのようなテクニックは、すぐに身につくものではありません。実際に大きく資産を増やしている投資家はほとんどの場合、多くの失敗を重ねています。その失敗を排除した先に、自分なりのテクニックが残ったというわけです。

そのような失敗と大きな損失を出しながらも株式投資を続けるには、相当に強いメンタルが必要です。

だからこそまずは、株の面白さというものを先に知っていただきたいのです。そしてその面白さがわかると、お金の流れというものがわかるようになります。お金の流れがわかれば、資産は自然に増えていきます。

「株の面白さ」とは何か?

では「株の面白さ」とは一体何でしょうか。それは、「自分で立てた仮説、推理が正しいと確認できること」です。

株価は常に動いています。その背景にあるものはさまざまで、企業の業績や景気の動向、日本経済と世界経済の関連性など無数にあると言ってよいでしょう。

そのように複雑に絡み合う要素を考慮したうえで、特定の銘柄の株価が上がるのか下がるのかを推測するのも、株式投資のひとつの手法です。

ではどの銘柄の株価が上がるのか。

もちろんこれは簡単には分かりません。誰でも分かることであれば、誰もがその銘柄を購入します。しかし株価は永遠に上昇するわけではありません。いつかは誰かがババを引いて、損失を被ることになります。

ただし株価が変動するということは、上がることもあれば下がることもあるということです。そして少なくとも、企業の業績が良ければ上がる要素はある、ということになります。

さらに同じカテゴリのなかでも特に業績の良い企業の株価は、相対的にそのカテゴリ内では大きく上昇します。

このように考えていくと、どの銘柄を選ぶべきなのかが自然と絞られていきます。たとえばまず第一に適切な株価よりも安くなるまで売られていること、そして業績は堅調であること、さらにその企業が参入している市場が拡大していることです。

これが推理であり仮説です。それが正しければ、株価は上昇し資産は増えます。

世の中の仕組みがわかるのも株の面白さ

世の中の仕組みがわかるのも株の面白さ

株価は永遠に上昇するわけではないと説明しました。その理由は色々とありますが、ひとつ説明しましょう。

株式には配当というものがあります。企業の利益を株主に分配する仕組みです。そして利益率を追求する投資家は、その配当利回りにも注目します。同じ資金を投じて購入した株式から得られる配当金は、多いほうが良いわけです。

もし株価が上昇を続ければ、企業はそれに応じて1株あたりの配当金を増やさなければなりません。そうしなければ、配当利回りが下がるからです。つまり株価が上昇を続けるということは、支払う配当金も増え続けるため企業の負担が増加し、収益を圧迫します。

そして配当金が増えなければ配当利回りが下がり、株主はその株式を売却します。その結果、株価は下がります。これが、株価が上昇し続けない理由のひとつです。株価は適切な価格をめざして変動し続けます。

株式投資をすると、このような仕組みも勉強することになります。ほかにも為替や金利と株価の関連性についても学ぶことになるでしょう。企業の業績につながる世の中の仕組みについても同じです。

これらの知識が深まることによって、さらに銘柄選びの目が養われます。これが株の面白さというわけです。このような知識を深めることによってお金の流れが見えるようになり、それが資産の増加につながります。

まずは市場が拡大する業種を探そう

株式投資の初心者にまずおすすめしたいのは、市場が拡大する業種を探すことです。世の中の変化は早く、これまで好調だった業種も衰退することがあります。

そのため企業は業種の垣根を越えて異なる市場へと進出しています。

たとえば富士フィルムは、衰退するカメラのフイルム市場から脱却して今ではヘルスケアやオフィス関連商品などで稼いでいます。つまりこれらの業種は市場が拡大しているということです。

このように衰退市場からどこに脱却しようとしているのか、企業の動向を調べることでも拡大が期待できる市場がわかります。その市場に参加する企業のなかで、どの銘柄を選べばよいのかを調べればよいのです。

このような推測、推理、仮説を立てて株式を購入すること、そしてその推測どおりに株価が上昇することに、株式投資の醍醐味があります。

これこそがまさに株の面白さ、と言えるでしょう。

今後はi-gaming関連にも注目

新型コロナウィルスの感染拡大が続いています。雇用などさまざまな方面に影響を与える一方で、業績を拡大している企業もあります。

たとえばゲーム機の売上が好調な企業や、ネットショッピングの関連企業などがそれに当たります。

そのようななかで注目したいのが、i-gaming関連企業です。いわゆるオンラインカジノやスポーツベットに関わる企業が、投資家に注目されています。

オンカジナビによるとi-gaming関連企業も今後の注目株のひとつと推測されています。

まとめ

投資活動の目的は資産を増やすことです。しかしその手段のひとつである株式投資においては、まずはその面白さに注目していただきたいと思います。遠回りに思えるかもしれませんが、「急がば回れ」です。